ヒートショック
12月も半ばになり、寒さが増してきました。
ヒートショックという言葉をご存知でしょうか?
暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度の変化によって
血圧が上下に大きく変動することをきっかけにして起こる健康被害です。
具体的には、血圧の急激な変化により、心筋梗塞、脳梗塞、失神を起こすことがあります。
失神の場合は湯船でおぼれたり、転倒して頭部や頭蓋骨を損傷します。
2011年のデータでは、死亡者数が約17,000人とその年の交通事故死亡者数約4,600人を大きく上回っています。
特に65歳以上の高齢者の方が、17,000人中14,000人と約8割を占めています。
対策
1、脱衣場に暖房器具を置き、室内との温度差をなくす。
2、浴室を暖めて脱衣所との温度差をなくす。浴室暖房がなければ、湯船の蓋を開けておく。
3、高齢者の方は、2番目以降の浴室が暖まった状態で入浴する。
12月から2月にヒートショックが急増しますので注意してください。